みたいものをみる
隣にいる人も同じ景色を見ている。
と思っている。。実話です。
私は海を眺めるのが好きで
天気のいい日はもちろん
気持ちがふさぐできごとがあった時も
気分転換に海を見に出かけます。
その日も気分転換したくて、友人を乗せて海へ。
海の見えるカフェの窓際で
たわいない話をしながら
ぼんやり海を眺めていました。
そこへ、車がとまり
男性が降りてきて海を眺めていました。
表情は見えません。
私が
「嫌なことでもあって、海を見にきたのかな・・」
と、ポツリと言うと
隣で友人が
「えっ?全然そんなふうに見えない!
天気がよくて気持ちいいから海を見にきたように見える〜」
見ているものは同じはずなのですが・・
『人は自分の内観を通して外界を見ている』
自分の内面を映して
周りを見ていることが
明確にわかる場面でした。
『車から降りてきた男性が海を見ている』
そのひとつの事実に
見る人それぞれが
自分の内観を映して見ている。
このあと
あまりに真逆の見方に
二人で笑いました。
同じものを見ていても
同じに見えているとは限らない。
つい『同じ』を求めがちな時
そのことを知っていると
自分がすこし楽かもしれません。